プリペイドカードでの海外ATM現金引出しとクレジットカード払い、どちらが得か?実際に使った結果
ユーロ、ドルが使える国はまだしも、他の国で現金両替すると、
結構な額が手数料で消えます。
国(やり方)によっては、3割くらい手数料で持っていかれてしまいます。
そこで、少しでも為替手数料を安く抑える方法を調べてみました。
旅行時、現地通貨を使う方法
1.銀行/両替屋で現金両替
国によっては、日本円→ドル→現地通貨と全行程で為替手数料を載せたり、
コミッションが必要だったりするので、最も割高な方法です。
2.クレジットカードで支払う
鉄板ですが、小銭までクレジットカードを使うのはストレスがたまります。
支払いが多すぎると後でチェックした時にスキミングを見逃す可能性も
出てきますので、少額は現金で払ってしまいたいのが本音。
3.クレジットカードでキャッシングする
クレジットカードでキャッシングできるという話は知っていますが、
あれは結局借金なので、費用を安く抑えたい場合、帰国後に
事前返済しないと意味がありません。
(返済しないと利子がかさむ)
連絡を忘れた場合、ショックが大きいです。
4.プリペイドカードで現地通貨を引き出す
プリペイドカードを作って、先に入金し、現地のATMで引き出す、
もしくはクレジットカードのように出来ます。
ただし、使える金額は、入金分のみ。
実際にGaicaで現地通貨を引き出してみた
新生銀行からプリペイドカード(Gaica)を作り、ウラジオストクで
実際に使ってみました。
銀行のキャッシュカードと同じ要領で、
空港や銀行で、普通にお金を引き出すことができました。
早い段階で、引き出した旨のメール連絡があるので、安心です。
費用比較(2000ルーブル両替にかかる費用)
ネットからみた当時の為替は、1ルーブル=1.72円。
単純計算だと、2,000ルーブル=3,440円となります。
1.プリペイドカードで現地ATMから現金引出し
上段は空港のATMで引き出した場合(手数料なし)、下段は市内の銀行のATMで
引き出した場合です。
手数料がかかる場合は、引き出し時に確認表示があります。
お取引通貨金額+お取引手数料+為替手数料が、支払い金額になるので、
実際のレートは、最安で1ルーブル=1.7965円となります。
2.クレジットカードで普通に買い物
一方、クレジットカードで普通に買い物した場合、利用明細(右端)を見ると、
換算レートは、1.768円です。
まとめ:「2,000ルーブル使った場合」の比較
プリペイド(手数料なし) | プリペイド(手数料あり) | キャッシュカード |
3,593円 | 3,864円 | 3,536円 |
僅差ですが、クレジットカード払いが割安という結果になりました。
クレジットカード利用は、ポイントが付くのでさらに優位です。
最小限の現金はプリペイドカード、それ以外はクレジットカードと
使い分けるのがベストな選択のようです。